一次創作の始め方
一次創作ってどうやって始めるんですか?
と、
たまに聞かれるようになりました。
わたしは二次創作から入ったので、あまり真っ当な答えは出てこないのですが、
それでも誰かの何か役に立てればと、
ここに書き残しておきます。
一次創作は楽しいです。
二次創作と違って自分が公式です。
設定は自由にできるし、後から追加しちゃってもいいし、
ソロジャーナルのようにタロットやダイスを使ってランダム要素を入れても面白い。
(わたしは使っていませんが、そのような遊び方も楽しそう!)
一次創作の始め方は、自分の癖(フェチ)を詰め込んでみることから、だと思います。
文章でも絵でも。
自分の性格、自分の生き方、自分の好きなもの・こと・人・場所…を詰め込んで、
まずはどんな子が主人公になるのか考えてみる。
わたしはアパート暮らしが長かったけど、いわゆる『お隣さん』との交流が一切なかったので、それにとても憧れていました。
そこからまず、舞台をアパートに設定して、
主人公を『ひとり暮らししていた時の自分に似た人物』に定めました。
恋愛に臆病で、フラフラしていて、自分の気持ちさえどうにもならなかった自分。
お話は、思いつくままに広げていきました。
で、
『あの頃は心細かったから、いつでも味方になってくれる人に隣に住んでいてほしかったなあ』
『欲を言えばモテたかったなあ』
という正直な想いから、
『くーちゃんの恋は始まらない』
が始まりました。
始まらないのに、始まっちゃった。
舞台とキャラだけ作って、完全に見切り発車でした。
それと、『漫画ってきっちり描くものだから、自分には無理だ』と思っていた時、
pixivでゆるーい縦読み漫画を目にしたのもひとつのきっかけでした。
漫画って塗りが大雑把でも、ラフみたいな線でもいいんだ!?
何なら写植もいらないんだ…
と衝撃を受け…
二次創作で反応を見て、一次創作もいけるのでは?と始めました。
そんな感じだったので、有益な情報はありませんが、
一次創作は、とにかく描き始めてみることかなあと、思います。
自分の作品を読まれるのって怖くありませんか?
と聞かれることもありますが、
最初はとても怖かったです!
二次創作のように物語の前提がないので、理解してもらえるのかな、わたしは楽しいけどどうなのかな、と不安もずっとありました。
が、個人サイトという自分が落ち着ける居場所でなら、
ゆっくりでも、少しずつでも出していいような気がして。
恐る恐る描き始めたら、徐々に読んでくれる人が増えていきました。
感想の有無にこだわった時期もありましたが、SNSへの出戻りと、デジタルデトックスを何度か経て
ようやく自分らしく楽しめるようになりました。
評価の軸を、人から自分に戻せたというか…。
とはいえ、簡易コメントやご感想をいただくのはとてもありがたいです。
いつもありがとうございます。
一次創作は楽しいよ。
もし始めようか迷っている人がいるなら、全力でおすすめします!